不倫が判明するまで②

加奈子

2020年08月13日 20:00

ご訪問、ありがとうございます✨

不倫だ、離婚だ、と騒いでいた頃、心労で体重が5キロほど減りました。
私のような者ですら、この有り様なのですから、夫婦仲良く、誠実だった旦那さんに、ある日突然女の影が現れたら、相当なショックだろうと思います。

それでは、前回の続き。

ある日、ほんの2~3時間ですむはずの仕事に出かけたあきらは、夜の10時すぎに帰ってきました。
帰ってきたあきらに対し、私も子どもたちももはや何も言う気にならず無言でしたが、自分から「仕事の後、(友人の)Tと海に行ってきた」と言い始めました。

後ろめたいことがあるときは、聞かれる前に、自分から言い訳するんですかね。

それから二日ほどして、娘を駅に送るために車に乗ったとき、物凄い異臭が車内に充満していることに気づきました。

異臭の元は、後部の荷物置きでした。
見てみると、ビーチで使うイスやらシートやらが続々。その奥に、食い散らかしたカニの脚が入ったビニール袋が。

これで、確信しました。
海へ行ったのは友人Tではなく、女だと。

何故なら、友人Tは金持ちで高級車を所有しており、二人で遊びに行くときはいつもあきらはTの車に乗せてもらっていたし、
育ちがいいので食い散らかしたものを置きっぱなしにするようなことはしないタイプだし、
そもそも1か月後に結婚式を控えているため、いくら友人とはいえ彼女を置いてあきらと遊ぶワケがないから。

翌日から、全てが変わりました。

まともな家族の会話がなくなりました。

子どもにケリーの写真を見せて、「可愛いだろ?」と言う始末。

おバカあきらの頭の中は、自分とケリーとその息子、そして私の子ども4人が一緒に暮らす風景が繰り広げられていたのでしょうね。

娘1が、「私この家にいるわけないじゃん、ママと一緒に出ていくよ」と言ったときの、あきらの顔と言ったら!

私はついに勝ったのだ!
このクソボウズに。

「誠意ある者が最後に勝利を得る」


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